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2007/08/27

2050年には鉄がなくなる!?

数ヶ月前に環境問題をテーマにしたパネルディスカッションを聞く機会がありました。

そこで感じたのは、私たちは今、本当に崖っぷちであるということ。

環境問題が深刻なのは知っている。でも何もしないからって明日どうこうなるわけじゃないし・・・

この考え方、ヤバイよ!今すぐ変えないと「明日」がとんでもないことになるよ。

私もまだまだ考え方が甘いから、自分にムチを振るつもりで、これからちょくちょくパネルディスカッションで得た情報、思ったこと、新たに知ったことを記録していこうと思います。この記事を目にした方にはつたない文章だけど是非一読してほしいです。

 

今日は、私の研究領域に近い「物質」に関する問題をとりあげます。

環境問題と聞いて一番最初に思い浮かぶのは「地球温暖化」ではないでしょうか。確かに地球温暖化は深刻な問題だと思います。あとはエネルギー問題。石油などのエネルギー資源の枯渇も重要な問題です。でもでも、私が個人的にもっとヤバイと思っているのが「金属資源の枯渇」です。

地球温暖化を防ぐには二酸化炭素の削減が重要です。二酸化炭素の削減には太陽光発電であるとか燃料電池を使った電気自動車などが有効だと言われています。石油に変わるエネルギー源としても電池は不可欠。でも電池ってリチウムなどいろいろな金属からできています。これらの金属がなくなったら元も子もないんです。

それに小型化、高性能化がすすむ電化製品も様々な元素によって支えられていて、これらの元素が使えなくなると小型化も高性能化もできなくなる恐れがあります。

では金属資源はあとどれだけ持つのでしょう。

物質・資源研究機構では今年、2050年までの金属資源の消費予測を発表しました。その一部を紹介します。(詳しくは→http://www.nims.go.jp/jpn/news/press/press178.html

・2020年の時点で金、銀、鉛、錫の累積使用量は現有埋蔵量を超えることが予想される

・2050年までに現有埋蔵量の数倍の消費量が予測される金属には銅、亜鉛、ニッケル、マンガン、アンチモン、リチウム、インジウム、ガリウムがある。

・2050年までには、白金は現有埋蔵量を超過し、鉄も現埋蔵量に匹敵する量の消費が予想される。

聞いたことのない元素も多いかもしれませんが、どれも産業界で欠かせない元素です。金や銀は装飾品にしか使わないと思う人もいるかもしれませんが、伝導性がよく、酸化しにくいため、電子部品にも多く使われているんです。

この結果で一番びっくりしたのが鉄。鉄があと40年でなくなる!?どうすればいいのでしょう。

物質・資源研究機構は持続可能な資源利用のためには、一人当たりの天然から採掘されている物質総量を、現在の日本のレベルの1/8にしていく必要があると言っています。(詳しくは→http://www.nims.go.jp/jpn/news/press/press190.html

1/8って、今の生活レベルを維持しようと思ったらまず無理ですよね。

ホッチキスの針もアルミホイルも捨ててる場合じゃないです。

全部リサイクル!これ本当に急いでやらないと、戦争中の日本みたいに街から鉄が金属がなくなるかもしれません。

今の自分にはとにかく今あるリサイクル制度にできるだけ協力することしかできませんが、もっと金属資源の危機が注目されてリサイクルが徹底されることを願うばかりです。

以上長くなったけど読んでくれた方、ありがとうございました。

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